2006年 07月 31日
皆さんの老後----が現実に |
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半年前に私が書いた,皆さんの老後 がいよいよ現実のものとなってきていることをひしひしと感じます.ついにこのような事件が起きたか,と言う感じです.じつはこの手の事件は最近2件目です.
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以下,再送です
日の本:本名 日の本孔明: 医師 このブログの主催者
聞き手:修一君 30歳の男性 新婚 家庭を持ったばかりで、いろいろと社会情勢に興味を持ち始めている
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日の本:雑誌にこんなのが出てたよ(下図)。
聞き手:何々。老人マンションの宣伝ですね。日の本さん。
日の本:そうだよ。面白いのはこの価格だね。老後、こんなところに住もうと思ったらこれだけかかる。
聞き手:入居時に900万か夫婦なら1500万くらい払うんですね。この金は、5年経ったら戻ってくると言うシステムですね。ゴルフの会員権とちょっと似ていますね。
日の本:うん。そして1ヶ月15万ほどかかる。これは食費と介護のお金をあわせてだが・・
聞き手:結構高いですね。
日の本:今、年金は人によって違うが、1ヶ月4万くらいから20万くらい支給されている。まともに考えると、年金の上位層しか利用できない。あるいは子供がその分出してくれる人か・・・まあ、なかなかそう言う人は居ない。
聞き手:そうですね、なかなかいませんね。ところで老人病院なんかはどうなんですか。もっと安いでしょう。
日の本:安かった・・・というべきだろう。去年の10月までね。
聞き手:安かった、と言いますといくらくらいだったんですか。
日の本:老人病院も今はいろいろ区分分けがあり一概には言えないけど、ここでは簡単に説明しよう。去年(平成16年)の10月まではだいたい1ヶ月3万円くらいだった。だから年金が4万の人がこういうところに入院しても、十分にやっていけた。5000円か1万円小遣いとして持って、それでおやつなんかを買えた。
聞き手:今はどうなんですか。
日の本:今年の10月に改訂となり、1ヶ月8万円くらいかかるようになった。こうなると苦しい人が出てきている。年金4万、5万の老人は家族が残りの分を負担しなくちゃいけないことになってきた。これはやっぱり一般家庭では苦しいことになってきている。
聞き手:そうですね。やっぱり4-5万出すのはうちの家計で考えると大変だ。
日の本:だから実際、年寄りを家に連れて帰り、世話をしている家族が大部増えてきた。介護保険を利用することになるわけだが、大方は家族が面倒を見なければならない。外出は出来ないし、呆けていて足腰も立たず、トイレに行けない人も多いので、文字通り、汗まみれ、クソまみれになって世話をしている。
聞き手:聞いているだけで大変そうだ。だけど年金が8-9万円以上あれば今まで通り老人病院にいられるんでしょうね。
日の本:それはそうだが、来年の10月にまた変わる。また上がります。
聞き手:えっ、また上がるんですか。どうなるんですか。
日の本:厚生労働省に悪知恵の働くヤツがいるもんです。食費、住居費というのは普通に生活していてもかかるもんだから、これは自己負担せよ、と言い出して、それが政府で決定されました。結論から言うと、1ヶ月13万円かかるようになります。
聞き手:13万・・・
日の本:そもそも老人が老人病院に入院していると、1ヶ月30万くらいかかる。1年前までこの1割り負担と言うことで3万で済んでいたんです。それが長期入院の場合は少し負担せよ、と言うことで去年の10月から1ヶ月8万円くらいかかるようになった。そして、住居費、食費は負担せよ、ということで来年(平成18年10月)から自己負担分が1ヶ月13万円となる。
聞き手:13万円なんて払える人いませんよ。どうするんですか!
日の本:親の年金が13万以上ある人は良い。問題ない。また、子供が裕福で10万なにがしかの金を年をとった親のために使える人は良い。今まで通り。しかし、多くの国民はそうじゃあない。
聞き手:親と一緒に住み、高齢になり頭が呆けて、足腰が立たなくなりトイレに行けなくなったら、汗まみれクソまみれで世話をしなくちゃあいけませんね。
日の本:そうだね。これも、借金700兆円。国家の財政が破綻寸前だと言うから、国民が甘んじて受けた結果なんだ。だけど、今回の偽装マンション騒動。 5000万のマンションを買ったが、倒壊寸前のものだった、ということで公的資金を出動するという。これは我々の税金だ。本当にばかばかしい。国家の財政を立て直すために、今まで老人を病院に入れておけば良かったものを、自宅で汗だくになって世話をしなくちゃいけないことになった。国民もテレビなど見て、マンション買った人可哀想だ、などと、同情心ばかりじゃあなく、国家の金を出す、ということがどういうことなのか本当によく考えるべきだね。
半年前に私が書いた,皆さんの老後 がいよいよ現実のものとなってきていることをひしひしと感じます.ついにこのような事件が起きたか,と言う感じです.じつはこの手の事件は最近2件目です.
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以下,再送です
日の本:本名 日の本孔明: 医師 このブログの主催者
聞き手:修一君 30歳の男性 新婚 家庭を持ったばかりで、いろいろと社会情勢に興味を持ち始めている
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日の本:雑誌にこんなのが出てたよ(下図)。
聞き手:何々。老人マンションの宣伝ですね。日の本さん。
日の本:そうだよ。面白いのはこの価格だね。老後、こんなところに住もうと思ったらこれだけかかる。
聞き手:入居時に900万か夫婦なら1500万くらい払うんですね。この金は、5年経ったら戻ってくると言うシステムですね。ゴルフの会員権とちょっと似ていますね。
日の本:うん。そして1ヶ月15万ほどかかる。これは食費と介護のお金をあわせてだが・・
聞き手:結構高いですね。
日の本:今、年金は人によって違うが、1ヶ月4万くらいから20万くらい支給されている。まともに考えると、年金の上位層しか利用できない。あるいは子供がその分出してくれる人か・・・まあ、なかなかそう言う人は居ない。
聞き手:そうですね、なかなかいませんね。ところで老人病院なんかはどうなんですか。もっと安いでしょう。
日の本:安かった・・・というべきだろう。去年の10月までね。
聞き手:安かった、と言いますといくらくらいだったんですか。
日の本:老人病院も今はいろいろ区分分けがあり一概には言えないけど、ここでは簡単に説明しよう。去年(平成16年)の10月まではだいたい1ヶ月3万円くらいだった。だから年金が4万の人がこういうところに入院しても、十分にやっていけた。5000円か1万円小遣いとして持って、それでおやつなんかを買えた。
聞き手:今はどうなんですか。
日の本:今年の10月に改訂となり、1ヶ月8万円くらいかかるようになった。こうなると苦しい人が出てきている。年金4万、5万の老人は家族が残りの分を負担しなくちゃいけないことになってきた。これはやっぱり一般家庭では苦しいことになってきている。
聞き手:そうですね。やっぱり4-5万出すのはうちの家計で考えると大変だ。
日の本:だから実際、年寄りを家に連れて帰り、世話をしている家族が大部増えてきた。介護保険を利用することになるわけだが、大方は家族が面倒を見なければならない。外出は出来ないし、呆けていて足腰も立たず、トイレに行けない人も多いので、文字通り、汗まみれ、クソまみれになって世話をしている。
聞き手:聞いているだけで大変そうだ。だけど年金が8-9万円以上あれば今まで通り老人病院にいられるんでしょうね。
日の本:それはそうだが、来年の10月にまた変わる。また上がります。
聞き手:えっ、また上がるんですか。どうなるんですか。
日の本:厚生労働省に悪知恵の働くヤツがいるもんです。食費、住居費というのは普通に生活していてもかかるもんだから、これは自己負担せよ、と言い出して、それが政府で決定されました。結論から言うと、1ヶ月13万円かかるようになります。
聞き手:13万・・・
日の本:そもそも老人が老人病院に入院していると、1ヶ月30万くらいかかる。1年前までこの1割り負担と言うことで3万で済んでいたんです。それが長期入院の場合は少し負担せよ、と言うことで去年の10月から1ヶ月8万円くらいかかるようになった。そして、住居費、食費は負担せよ、ということで来年(平成18年10月)から自己負担分が1ヶ月13万円となる。
聞き手:13万円なんて払える人いませんよ。どうするんですか!
日の本:親の年金が13万以上ある人は良い。問題ない。また、子供が裕福で10万なにがしかの金を年をとった親のために使える人は良い。今まで通り。しかし、多くの国民はそうじゃあない。
聞き手:親と一緒に住み、高齢になり頭が呆けて、足腰が立たなくなりトイレに行けなくなったら、汗まみれクソまみれで世話をしなくちゃあいけませんね。
日の本:そうだね。これも、借金700兆円。国家の財政が破綻寸前だと言うから、国民が甘んじて受けた結果なんだ。だけど、今回の偽装マンション騒動。 5000万のマンションを買ったが、倒壊寸前のものだった、ということで公的資金を出動するという。これは我々の税金だ。本当にばかばかしい。国家の財政を立て直すために、今まで老人を病院に入れておけば良かったものを、自宅で汗だくになって世話をしなくちゃいけないことになった。国民もテレビなど見て、マンション買った人可哀想だ、などと、同情心ばかりじゃあなく、国家の金を出す、ということがどういうことなのか本当によく考えるべきだね。
by JapanHasan
| 2006-07-31 15:28
| 皆さんの老後