2006年 04月 26日
医療費は抑制し,国民は老人の介護で汗まみれ,クソまみれ,米軍負担だけが増大 |
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これは何ということだ.はっきりとノーと言うべきであろう.米軍に金はもう出せない.こんなに金がかかるのなら,自分らで軍をやった方がずっと良い.原爆を持ち,空母を持ち偵察衛星を持った方がずっと安い.アメリカは汚い.詐欺同然のやり口だ.
さてさて,本題は,老人問題.
政府は,老人病院を半分くらいに減らすと言ってる.それが一体どういうことか,述べる.
昨日,テレビで「ガイアの夜明け」というのをやっていましたね.これで,在宅での老人介護をやっていた.
●その内容・・・・
リウマチのあるばあさんが,寝たきりになったじいさんの世話をするいわゆる老老介護の様子,介護の現実,また,往診専門の医師の様子が大きく取り上げられ,そして老人病院の院長の話がちょっと・・・あと,くだらなかったのは,医療費日本一安い長野の様子・・・その様な番組構成であった.
このような番組には例によって美談も必要だ.ある寝たきりの老人・・・往診して治療していると歩けるようになった,というケースについてやたらくどくやっていた.
まあ,私に言わせると,このようなことは結構あります.リハビリなどをしていると,良くなって寝たきりの人が歩けるようになったり,あるいは,患者本人ももう寝たきりだ,と思いこみ,まわりの医療スタッフももうこの人は寝たきりだ,と思っていたら,たとえば,整形外科医である私が往診してみて抱き起こしてみたら,歩いた,とか,その様なケースは整形外科医,あるいはリハビリ医なら多く体験していることだと思う.
残念ながらテレビには老人医療の現実とも言うべき,ベッドで寝たまま,全身の関節が拘縮してしまい,褥創がどろどろとしている例とかは出ていませんでした.
あのようなものを映すと,国民の間に療養型を無くすな,という世論が巻き起こるのですがね・・・だけど現実はぐろすぎてテレビに出せないと言うテレビ局側の気持ちも分かる.結局,比較的きれいな例しか出ていない.
●もっとも大事な点・・・・
療養型を無くしたって医療費の節約にならないという事がもっとも大事だと思う.意外ですか? 療養型の1ベッドの医療費は月に40万円くらい.
しかし,在宅で寝たきりの人を面倒見るといくらかかるか...やっぱり月に30万円ほどかかる.
病院では,24時間医師付きで,かつ看護婦も24時間常駐している.リハビリだって理学療法士が20-40分くらいつきっきりでやってくれる.
それを考えると在宅は恐ろしく高いものである.住居費なども会わせると,療養型よりも金がかかるんじゃないか.
1日に1度か2度,ヘルパーが来て,着替え,体拭きなどをちょこちょことするだけ.それも,家の者も手伝わないとできない.つまり,家の者は外出さえできない.
厚生省の役人は,在宅は介護保険だから.医療費ではない.医療費は0であると,例によって強弁するのだろう.しかし,そんなへりくつに国民もいつまでもつきあってはいられない.
医療費も,介護費も一緒と考えたとき,何も節約になっていないと言うのがこわい.そして,老人を家でつきっきりで見なくてはならないと言う国民の負担だけ大きく増す.
得をするのは,介護保険の業者・・・1日に1-2度ヘルパーを派遣しちょこちょことやるのが,彼らの介護である.される方も,家族も,かえって家に来るヘルパーや業者に気を遣うだけで,たいした嬉しいものでも役に立つものでもない.
国民をこんな状況に追いやって,米軍には3兆円プレゼントかい.
明らかにまちがっている.
全身の拘縮が起こって来つつある老人.車いすに乗るのも困難になってくる.
このようなケースでは毎日リハビリをして,関節の拘縮を防がなければならない.
これは何ということだ.はっきりとノーと言うべきであろう.米軍に金はもう出せない.こんなに金がかかるのなら,自分らで軍をやった方がずっと良い.原爆を持ち,空母を持ち偵察衛星を持った方がずっと安い.アメリカは汚い.詐欺同然のやり口だ.
さてさて,本題は,老人問題.
政府は,老人病院を半分くらいに減らすと言ってる.それが一体どういうことか,述べる.
昨日,テレビで「ガイアの夜明け」というのをやっていましたね.これで,在宅での老人介護をやっていた.
●その内容・・・・
リウマチのあるばあさんが,寝たきりになったじいさんの世話をするいわゆる老老介護の様子,介護の現実,また,往診専門の医師の様子が大きく取り上げられ,そして老人病院の院長の話がちょっと・・・あと,くだらなかったのは,医療費日本一安い長野の様子・・・その様な番組構成であった.
このような番組には例によって美談も必要だ.ある寝たきりの老人・・・往診して治療していると歩けるようになった,というケースについてやたらくどくやっていた.
まあ,私に言わせると,このようなことは結構あります.リハビリなどをしていると,良くなって寝たきりの人が歩けるようになったり,あるいは,患者本人ももう寝たきりだ,と思いこみ,まわりの医療スタッフももうこの人は寝たきりだ,と思っていたら,たとえば,整形外科医である私が往診してみて抱き起こしてみたら,歩いた,とか,その様なケースは整形外科医,あるいはリハビリ医なら多く体験していることだと思う.
残念ながらテレビには老人医療の現実とも言うべき,ベッドで寝たまま,全身の関節が拘縮してしまい,褥創がどろどろとしている例とかは出ていませんでした.
あのようなものを映すと,国民の間に療養型を無くすな,という世論が巻き起こるのですがね・・・だけど現実はぐろすぎてテレビに出せないと言うテレビ局側の気持ちも分かる.結局,比較的きれいな例しか出ていない.
●もっとも大事な点・・・・
療養型を無くしたって医療費の節約にならないという事がもっとも大事だと思う.意外ですか? 療養型の1ベッドの医療費は月に40万円くらい.
しかし,在宅で寝たきりの人を面倒見るといくらかかるか...やっぱり月に30万円ほどかかる.
病院では,24時間医師付きで,かつ看護婦も24時間常駐している.リハビリだって理学療法士が20-40分くらいつきっきりでやってくれる.
それを考えると在宅は恐ろしく高いものである.住居費なども会わせると,療養型よりも金がかかるんじゃないか.
1日に1度か2度,ヘルパーが来て,着替え,体拭きなどをちょこちょことするだけ.それも,家の者も手伝わないとできない.つまり,家の者は外出さえできない.
厚生省の役人は,在宅は介護保険だから.医療費ではない.医療費は0であると,例によって強弁するのだろう.しかし,そんなへりくつに国民もいつまでもつきあってはいられない.
医療費も,介護費も一緒と考えたとき,何も節約になっていないと言うのがこわい.そして,老人を家でつきっきりで見なくてはならないと言う国民の負担だけ大きく増す.
得をするのは,介護保険の業者・・・1日に1-2度ヘルパーを派遣しちょこちょことやるのが,彼らの介護である.される方も,家族も,かえって家に来るヘルパーや業者に気を遣うだけで,たいした嬉しいものでも役に立つものでもない.
国民をこんな状況に追いやって,米軍には3兆円プレゼントかい.
明らかにまちがっている.
全身の拘縮が起こって来つつある老人.車いすに乗るのも困難になってくる.
このようなケースでは毎日リハビリをして,関節の拘縮を防がなければならない.
by JapanHasan
| 2006-04-26 12:32
| 皆さんの老後